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「嫌われる勇気」のまとめ&感想レビュー

こんにちは!momoです。

「嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え」とは、2013年に出版され、208万部を突破しベストセラーを誇っている自己啓発書です。

非常に人気が高い本なので、「嫌われる勇気」をどこかで見たことがあるという人も多いかもしれませんね。
現に私の旦那はすでに電子書籍で読んだことはあったそうですが、最後までは読まずにそのままになっていたようです。

この記事では「嫌われる勇気」を全て読まなくても内容が分かるよう、要約と感想のレビューをしていきたいと思います。

「嫌われる勇気」の内容まとめ

「嫌われる勇気」はアドラー心理学を用いて、「どうすれば幸せに生きられるのか」という答えを見つける過程を「青年」と「哲人」の対話形式で書いています。

第1章

今の現状はすべてあなた自身が作っているー「目的論」から考える

アドラー心理学では私たちは何かしらの目的に沿って生きているという考え方をします。たとえ今の現状や行動が意にそぐわないものであったとしても、その人自身の意志でそうなっている、ということです。

例えば引きこもりで学校に通学しない中学生がいたとします。この子にはどんな目的があるのでしょうか?これをアドラー心理学で考えて行きます。

   原因論    目的論
過去にいじめられたから、外に出ることができない 何もしないでラクに生活したいから外に出ない
親の関心を集められるから外に出ない

このように引きこもる中学生自体に、目的があると考えることが出来ます。

過去の経験や体験を変えることはできませんが、それを原因として囚われ過ぎてしまうと「○○だから、自分はこうなんだ」と一歩も前に進むことができなくなります。

ですから「なんで外に出られないんだろう」と原因について悩むよりも「どうしたら外に出れるだろう?」とどういう目的で今行動をしているかを考えたうえで、目的を見直してみる方が、問題解決につながります。

人が変われないのは「変わらない」決心をしているから

アドラー心理学では性格や気質のことを「ライフスタイル」と呼びます。
この「ライフスタイル」は10歳前後で無意識に、自ら選び取っているとされています。
ですが、自分で選んだものなので、いくらでも選びなおすことは可能とも言っています。

現状維持で「このままのわたし」でい続ければ、今後問題が起こった時の対処方法や、その結果についてなんとなく予想ができるので、安心感があります。

ですがもし新しいライフスタイルを選んだ場合、何が起こるか分からない、未来の見通しも立たない、もしかしたら今より不幸になるかもしれない‥と不安な感情に襲われるかもしれません。

よって多くの人は、現状に不満があったとしても「このままのわたし」=現状維持 でいる方がラクで安心できるため、幸せになるために変わりたいと思っても、変わらないという選択をするのです。
そして、ライフスタイルを変えようとするときには「勇気」を試されるというわけです。

この点においてアドラー心理学は別名「勇気の心理学」とも言われています。
人が幸せになりたいと思っていても、行動に移せない理由として、「幸せになるための勇気が足りないから」とこの本では解説しています。

第2章

劣等感は「主観的解釈」-長所や未来への起爆剤になりうる

私たちは学歴、職業や年収、あるいは顔などにコンプレックス(劣等感)を感じることがあります。
劣等感というとマイナスなイメージを抱きやすいと思いますが、アドラー心理学ではその劣等感こそ、自分の解釈しだいでいくらでもプラスな意味付けをすることができると考えます。

例えば目が一重で小さいことに「自分はこの目だからモテない」「どうせ自分なんて…」と劣等感を感じたとします。アドラー心理学では「目が小さいからこそ、同じ境遇の人の気持ちが分かり、優しい人になれる」、「目が一重だからこそ、カッコよく見える女優風メイクがキマる」という形で解釈します。

劣等感をマイナスに捉えて終わりではなく、理想の未来に向かうための起爆剤として捉えることで、いくらでも前に進むことができますよね。

人生は他人との競争ではない

健全な劣等感とは他者との比較から生まれるのではなく、「理想の自分」との比較の中で生まれる、とこの本では説いています。

人と比べることで競争が生まれますが、私たちは性別も年齢も職業も違います。他人との競争ではなく、今の自分より前に進もうとすることにこそ、価値が見出せます。

そして、ほかの人を競争の対象としてではなく、自分の理想と比較し前に進むことで、他人が仲間となってくれます。

人生のタスクは3つある

人間には3つのタスクが存在します。

①仕事のタスク
②交友のタスク
③愛情のタスク

1,2,3の順番で難易度が上がります。そして過去の体験や現在の状況を言い訳にして、これらのタスクから逃げることをアドラー心理学では「人生の嘘」と言っています。
人生の嘘から目を逸らさず、勇気をもってタスクに取り組むことを教えているのがアドラー心理学です。

第3章

課題の分離を行い、相互に介入しないこと

「課題の分離」とは相手と自分の課題を明確にし、お互いに介入しないことを指します。

他人の課題に介入しない

例えば子どもが勉強をしないとします。無理やり勉強させようとしても子どもは反発してしまい、勉強を無理強いさせたとしても何も身に付きません。
ですので親は介入せずに、勉強をするための「勇気づけ」することは出来ます。
勉強をやるかどうかは子どもの問題。見守ってあげたり、もし勉強をしたいと思ったとき援助できる環境や用意があることを伝えておいたりする、という風にして、子どもを信じてあげることです。

自分の課題に介入させない

例えば上司が理不尽な要求ばかりして、ストレスが溜まり思うように仕事が進まないとします。
「上司のせいで仕事ができない」というのは人生の嘘となり、「仕事ができない理由を上司のせいとしている」ということになります。

上司から部下への接し方はあくまで上司自身の問題であり、自分の問題ではない。
とすると、自分の課題としては「仕事を進めること」となります。

つまり、私たちは他人を変えることはできない、自分が変わるしかないということです。
自分が変わることで、他人が変わることがある。

対人関係の問題は自分自身がまず変わること、が肝ということです。

第4章

対人関係のゴールは共同体感覚

アドラー心理学の重要な概念として「対人関係のゴールは共同体感覚」というものがあります。
共同体感覚とは、他者を仲間とみなし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることを指します。

第3章に書かれている「課題の分離」が出来ていない時には、他人の目を気にして「自分が他人からどう見られているか」ばかりを気にする自己中心的なライフスタイルですが、「わたしはこの人に何を与えれるか?」を考えて共同体感覚に切り替えていこう、と提唱しています。

そして共同体感覚を得るためには、「縦の関係」ではなく「横の関係」を築きます。

縦の関係とはほめたり怒ったりし、能力がある人からない人への評価を指します。
これでは課題の分離ができておらず劣等感を形成してしまうことになりかねません。

一方、横の関係とはすべての人間関係を「同じではないけど、対等」という見方とします。
具体的には自分で解決するための援助 = 「勇気づけ」を行います。
この横の関係では、褒めるという評価ではなく、「ありがとう」という感謝や尊敬、喜びを指します。

人間は感謝の気持ちを聞いたときに他者に貢献できたことを知り、自らの価値を実感し勇気を持つことが出来ます。

また共同体に貢献できないからといって価値が無いわけではなく、人間は生きているだけでその「存在」レベルで誰かの役に立っているのです。

第5章

共同体感覚を得るために必要なもの

共同体感覚の先に「幸福」があります。
自己中心的な考え方ではなく、「他人に何を与えられるか」を考え実行するという共同体感覚を得ることはそう簡単ではありません。共同体感覚を得るためには、3つ必要なものがあります。

①自己受容
②他者信頼
③他者貢献

この3つです。

①自己受容

できもしないのに「自分はできる」と暗示をかける「自己肯定」とは異なります。
「できない自分」もあるがままに受け止めて、できるよう進むことです。

物事には変えられるものと変えられないものがあります。そこを見極ることを「肯定的な諦め」と言います。
何が与えられているかに気を取られがちですが、与えられたものをどう使うか?この考え方にシフトすることで自己受容が出来てきます。

②他者信頼

銀行の融資のような「返してくれるなら貸す」という条件付きの態度のことはアドラー心理学では、「信用」と言います。
他者信頼とは他者を信じるにあたり一切の条件を付けないことを指します。

無条件で信じることで、ともすると大きな裏切りを受けるかもしれません。
ですが裏切るか裏切らないかは自分ではなく、「他人」の問題です。
自分は無条件に信じるー。そうすることで深い関係を築くことが出来ます。

③他者貢献

「他者貢献」とは仲間に貢献しようとすることです。
これは自分を犠牲にする「自己犠牲」ではありません。

「他者がわたしに何をしてくれるか」ではなく「わたしが他者に何をできるか」を考え行動したときにはじめて自分の価値を実感でき、共同体感覚を得ることができます。

幸福とは「貢献感」

目に見えるような貢献ではなくても、「貢献感」を持てれば人は幸福になれます。

他者から承認されることから得られる(=承認欲求)、貢献感には自由がありません。
なぜなら貢献感を得るための手段が「他人の承認を得ること」になってしまうからです。

共同体感覚があれば承認欲求に囚われることなく、自分は誰かの役に立っていると実感することが出来ます。

いま、を真剣に生きること

人生は「いま」という連続する刹那が集まって出来ています。
私たちは「いま」しか生きることができません。

過去にどんなことがあろうと「いま」には何の関係もない、
そして未来がどうであるかは「いま」考える問題ではないのです。

今やるべきことは、いまを真剣に生きること以外にはなく過去や未来について考えすぎてしまうことを「人生最大の嘘」とまで表現しています。

そして「他者に貢献すること」を見失わなければ迷うことはなく、何をしてもいい。
世界は他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変えられないと言います。

「嫌われる勇気」を読んだ感想

対話形式で書いているので、意外と読みやすいなと感じました。
具体的な人間関係の悩みを用いながら書かれているので、実生活において活かしやすいと思います。

特に「人が変われないのは変わらない決心をしているから」というのは、非常に核心と付いた言葉だなと感じました。

これは私がやっているポイ活やポイ活を活かした独自HPを作った上での副収入の仕組み作りでも同じことが言えるな~と思います。

人間は今に不満を持っていても
・仕事があって忙しいから
・家庭があるから
・今はプライベートが大変だから

といくらでも理由をつけて行動しないという選択をすることが出来ます。

でもそこで行動しないで

  • 副収入作りを始めてみたい
  • 会社員以外の収入を得て、収益を安定させたい
  • 時間や場所に縛られないライフスタイルを送りたい

といくら願っても念じても、現状は1ミリも変わらないんですよね。

現状に不満があり、そこから抜け出したいのなら、1日も早く1秒も早く、理想の未来に近づくための環境に飛び込み行動していくことが必要だと改めて気付かされました。

 

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