生命保険、あなたは加入していますか?
実は日本人の9割が生命保険に加入しているというデータがあります。
(公財)生命保険文化センター「平成27年度 生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉」世帯加入調査(http://www.jili.or.jp/press/2015/pdf/h27_zenkoku.pdf)によると90%近くの世帯が死亡保険(生命保険)に加入している。
日本は民間保険に加入義務はないのですが、9割近くの日本人が生命保険に加入しているという事実。
しかし、保険は本当に必要でしょうか?この記事では本当に保険が必要か正しい判断をするために抑えておきたい制度のことと、ビジネス的視点で考えた結果を書いていきます。
生命保険が必要か?判断する前に知っておきたい制度
生命保険が必要か、判断する前に知っておきたいことがあります。
それはもしもの時に受け取ることができるお金や公的保障についてです。
①遺族年金
これは国民年金や厚生年金をかけている(かけていた)人が死亡した場合、その人によって生計を維持されていた遺族(子がいる配偶者や子)が受け取ることのできる年金です。
遺族年金には
・遺族基礎年金
・遺族厚生年金
という2種類の年金があり、納付状況やかけていた人の職業などによって、片方のみもしくは両方の遺族年金をもらうことができます。
民間保険に加入していなかったとしても、一定の生活費として遺族年金の支給を受けることができます。
自分がどのくらいの遺族年金を受け取ることができるかについては、日本年金機構の「遺族年金」のページをご覧ください。
②高額療養費
病気で入院治療が長引いたり、治療により通院が長引いたりする場合には、医療費の自己負担が高額になります。
そうなった時に家計の負担を減らすために、一定の金額を超えた場合その超えた部分が戻ってくる制度があります。それが高額療養費という制度です。月始め~末日までにかかった医療費の自己負担額の合計が高額になった場合、あとで払い戻しを受けることができます。
自己負担額の上限は、所得・年齢に応じて違いますので、詳しくは厚生労働省のホームページをご確認ください。
生命保険をビジネス的視点で考えてみる
生命保険に加入していなくても、遺族年金や高額療養費という制度を使うことで、手厚いサポートが受けられるということが分かったかと思います。
続いて、生命保険という商品を「売る側」の視点で考えてみたいと思います。
生命保険は利益率が高いビジネスモデル
ビジネスを成功させるための原則ってご存知でしょうか?
実はあの有名なホリエモンも、起業の4原則として話している内容です。
実はこの4つを限りなく満たしている商品やサービスというのが、まさに「保険」なんです。
保険はビジネスモデルとして最高な商品
ビジネスを成功させるための原則と「保険」の関係について深堀りしたいと思います。
①初期投資が限りなく0に近い
→保険は「万が一のときのための安心」が商品なので、物を作成したり人を新たに雇う必要がありません。
②在庫を抱えない
→物を販売するわけではないので、在庫は勿論ありませんし、売れなかったからといって在庫を抱える心配もありません。
③利益率が高い
→実際に保険を請求する事案(配偶者の死亡、障害や病気の治療など)が発生し、さらに保険を実際に請求する人の割合は何%でしょうか?このパーセンテージが高ければ、保険はそもそもビジネスとしては成り立たないはずです。
④永続性が見込めること
→保険料は毎月一定額を支払うので、保険会社から見ると毎月安定した収益が見込め、経営が安定します。
もし中途解約すれば別途解約料を取られてしまい、消費者は元が取れなくなってしまうので、むやみに解約できないという点もあります。このことから、一度加入すれば一定額の収益が見込め、永続性があるビジネスだということがわかります。
生命保険の見直しはFPやマネーセミナーで相談!
①遺族年金や高額療養費という保険に入っていなくても受けられる制度がある
②保険は「売る側」の視点で見ると利益率が最強のビジネスモデルである
私が住んでいる地域には駅周辺に大手保険会社のビルが立ち並んでいます。
このビルの建設費や維持費は、どこから賄われているのか?とふと、考えてしまいます。
とはいっても、住んでいる地域や世帯構成によっても、保険の必要性は大きく変わってきます。
ですのでまず生命保険の加入や解約について迷ったときは、以下のような方法がおすすめです。
家族で話し合う
住んでいる地域や世帯構成、どういったリスクを回避したいのか?という目的によって、生命保険加入の必要性は大きく変わってきます。
ですのでもしあなたに家族がいる場合、まず家族とともにどのようなリスクを回避するために、どのような保険に入りたいのか?を話し合いましょう!
無料マネーセミナーに参加する
全国各地のホテルやオフィスの一室で、参加費無料の女性限定マネーセミナーが開催されています。
特に「スクロールマネーセミナー」は、女性限定(友人やパートナーと同伴はOK)なので安心感があり、気軽な気持ちで参加できます。
会場では美味しいスイーツや飲み物も配られ、落ち着いた雰囲気の中でお金について学ぶことが出来ます。
また近年はコロナウイルス感染拡大の影響で、全国対応のオンラインセミナーも対応しているところもあり、自宅での受講も可能ですので、家にいながら気軽に相談してみるのもおすすめです。
ファイナンシャルプランナーに無料相談する
第三者である中立的立場のファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるのも1つの方法です。
「保険のトータルプロフェッショナル」では、生命保険の見直しだけではなく家計診断や長期の貯蓄計画、住宅購入や住宅ローン、節税に関する助言もしてくれます。
生命保険が必要か、是非今一度検討してみてくださいね。